魔法使いとシルクハットのロボット

「お茶が欲しいな」
ロボットはコクリと頷く

「一緒に遊んで」
ロボットはコクリと頷く

「貴方は何を考えているの？」
ロボットは首を傾ける

「楽しいの？嬉しいの？悲しいの？」
ロボットは首を傾ける


彼には心がないのだ
少女はそれに気がついた

その日から少女は、心を作る為に魔法を学び始めた。